先日、中学3年生を対象に、塾長自ら「(地理編)入試過去問を使って社会の問題を解いてみよう」という特別講座を行いました。社会が苦手な生徒は少なくありません。暗記だけでは太刀打ちできず、問題そのものが少し“難しく見える”作りになっていることも理由の一つです。そこで今回は、実際の入試過去問を使いながら、どう読み取り、どう解けば良いのかを丁寧に伝えました。
授業では、生徒たちがつまずきやすいポイントを実例とともに解説しました。たとえば、昼夜間人口比率の問題では「昼間人口の求め方」という“覚えておけば簡単”な公式が分かれ道になります。また、雨温図も地域ごとの特徴をつかめば、迷わず選べる問題です。さらに、地理・歴史・公民が組み合わさる総合問題は慣れが必要ですが、基礎をしっかり理解していれば十分対応できます。
特に、大阪府公立入試の社会(地理)は、資料を複数組み合わせて読む問題が増えており、「何を比べるのか」「どんな関係を見つけさせたいのか」を考える力が問われます。気候・自然環境から産業や生活を説明する問題、正確な用語記述、さらに分野横断の総合問題も増加傾向です。
今回の講座をきっかけに、生徒たちが「自分で解ける」感覚をつかみ、自宅でも過去問に挑戦しやすくなることを願っています。社会は“コツ”をつかめば必ず伸びる科目です。これからも一人ひとりが自信をもって受験に向かえるよう、しっかりサポートしてまいります。

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