生徒から「なんで歴史を学ぶ必要があるんですか。」と聞かれました。なるほどと考えさせられました。それはきっとテストのためだけではなく、「自分自身の何たるか」を知るためだと思います。昨今、自分の生きる意味がわからない、自分なんて存在する価値がないと若者の間に自分の存在を軽んじる傾向があるように感じます。最近の自暴自棄になって他人を傷つけるといった暗いニュースを見ていてもうんざりしますが、そんな風に感じるのは自分が何者であり、何たるかがわからない、自分の存在意義を感じられないからではないでしょうか。

歴史を学ぶということは、先人のことを学ぶことであり、歴史のタテイトを学ぶことです。それは、聖徳太子や徳川家康を学ぶことでもあり、自分の親のこと、祖父母のこと、ご先祖のこと、日本人のルーツを学ぶことにも通じ、繋がっていきます。自分の命は連綿として受け継がれてきたことを知ることで、そこに自己のアイデンティティを見つけ出し、自分の命が実は大切に受け継がれてきたことを感じられるのかなと思います。そうすることで今ある自分を大切に感じ、先人や親に対する感謝の気持ちが自然と湧いてくるのではないでしょうか。

歴史を学ぶ意味は、自分のルーツを探ること、自分自身の存在意義を感じること、先人や親に感謝の気持ちを持つこと。せっかく学ぶのなら単なる暗記ではなく、自分なりに学ぶ意味を考えながら歴史を学ぶことで少しでも興味が湧いてくれたらと思います。